今日の午後は老人ホームでのお仕事
こちらの入所者の皆さんは大変熱心で
リハビリ体操へは毎回30名以上かたがの参加してくださいます

老人ホームと地域の健康教室の最大の違い
前者ではなぜか座席は手すりがピッとくっつくくらい近くに設置されています
後者は運動指導員が座席設置をするのでたいてい運動時に接触のない程度の「空間」を設定します
今日の施設さんは参加人数が多いせいか毎回、隣同士ピタッ〜と密着
矢状面を使った動きのバリエーションが大分増えました(笑)
解剖学の用語に矢状面、水平面、前額面なんて言葉があります
(前後、上下、左右みたいな…)
これは身体のつくりにおいて可能な動きの方向で
この3Dの中でヒトの動きは定義できます
なんですが
ここで言いたいのは身体の作りの話ではなくて
そもそも横方向に四肢を動かす感覚があれば椅子をそんな風に置いたりしないのかなぁと
(運動指導員は結局自分の感覚でやってるところありますからね)
ここで言った動かす方向への「感覚」これがキネスフィア

ロルファーは身体を見るときにこのキネスフィアの生き生きとした広がりを見たりしてます
たまごが先かにわとりが先か、
身体が動かなくなるから動かない方向の感覚がなくなるのか
身体を動かすことのできる方向にたいする感覚がなくなってくるから身体が動かなくなるのか
いずれにせよ
高齢者に「生き生きと動いていただきたい」と思ったら
このキネスフィアの問題はとっても大事っ
ボディーワーカーとしてはたとえ片麻痺があろうが神経難病があろうが
まずはどの方向へも動くことのできる可能性は作っておきたいのです
見た目の動きが小さくても
その人の意識が少しでもいろんな方向へ行けるように
動きや環境などを提供していきたいと思っております

キネスフィアについてロルファー仲間のyukiちゃんのブログ記事を合わせてご覧いただくと面白いですよ
http://ameblo.jp/rolfer-yuki/entry-11085586674.htmlどの世代にとってもこの「キネスフィア」大事ですね
posted by lovebeer at 21:09|
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