
先月行われた老人保健施設の夏祭りイベントでも
利用者さんの中には浴衣姿でバッチリ決めてくる方もいらっしゃったのですが
転倒防止のため「下駄」の着用が禁止されました
浴衣で祭りに臨もうという「粋」な方にとっては
思わずお顔が渋くなる提案だったようです
そもそも「下駄」って危ないんでしょうか?
二枚刃の下駄を見ても立ってる分には全く不安定感はありません
そして歩くときつま先のほうが自然に下がって
実に無理なく快適に重心を前に移動してくれます
※下駄の歩き方
http://www.getaya.org/wakaba.html
フラットなシューズ、高さがない分
力を使って重心を前に移動するようになってないでしょうか?
ということは筋力が弱くなってつまづきやすくなるのはもしかしてフラットシューズのほう?!
(二枚刃の下駄のつま先は地面にはついていません!)
実際に二枚下駄を履いてみて…
自然に足が前に出るのでコアの筋肉が働いてる感じです
靴生活のおかげで軟弱になっている足指や足首に今までにない疲労感がありました
そしてびっくりしたのが下駄を脱いだ時の感覚
足のアーチがくっきり感じられて、足の裏が柔らかく床に接してくれます
足のアーチは靴に作ってもらうのではなく自分で作るものなんですね!
下駄に関心を持ったのは
神田の介護予防教室にて江戸っ子達の「いい足」を見たから
「偏平足とかないわよね」
すごいです…実に「粋」
介護度よりも「粋」度を高齢者の健康尺度に採用してほしいと思っている今日この頃です